男性の育休取得、「取るだけ育休」になっていませんか?

育児スキル

皆さん、育児楽しんでますかー!我が家には4歳の園児と1歳半の双子がおります。毎日がカオスで非常に大変ではありますが反面、楽しさ嬉しさも多い毎日なのであります。人から言わせても育児に積極的に関わっているそんなとーさんも実は育休は取っていないのであります。なぜならば。。

育児休業、取ればいいのか?

ここ数年、男性の育児休業取得を推進する政府の方針を受け、民間企業でもその流れが加速しています。政府による国家公務員の1ヶ月以上の育児休業取得の推進や小泉環境大臣の育児休業取得が大きなニュースとなりました。そして最近の30代、40代のお父さんは育児に積極的に関わっている、あるいは関わりたいという人が多いというデータもあります。またちょいと古いデータですが、男性新入社員へのアンケート結果では、育児休業を取得したい人の割合が79.5%と、社会の風潮的には育児に関心のある男性が非常に多いと思われるのであります。。

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しかし、男性が育休を取ればそれで済む話なのかと言うと、答えはノーと言わざるを得ないのです。とーさんは出生率とか女性の社会進出とかその辺に言及するつもりはないのでありますが、何故、男性は育児にもっと関わらないのか、という一点張りの疑問を持っていて、育児休業取得率が上がればそれが解決できるとは思えないのであります。

育休中の夫の育児・家事時間、3人に1人が2時間以下という結果に!

それを裏付けるデータがあるのです。育児休業を取得した男性の3割がほとんど育児をしない「取るだけ育休」だったという実態が、とある民間調査で明らかになったのであります!夫が育児休業を取得したワイフに、育休中の夫の育児や家事の時間を聞いたところ、実に32.3%が1日あたり2時間以下と答えたのであります。

8時間以上という人も20%もいるのですが、せっかく取得した育児休業、一体なんのために取ったんでしょうか。。アテクシとーさんは育休は取得していませんが、長男の時は、休みの日の育児・家事時間、ほぼ一日中育児と家事してましたし、仕事の日だって家にいる時間を思い出してみれば2〜3時間は育児や家事に費やしていたのであります。双子の時に至っては夜中のミルクやりがあったので、仕事・休みに関わらず1日の半分は育児や家事に従事していました!やはり当事者意識の問題ではありますが、これを解決する方法もありそうなのであります。

取るだけ育休をなくそう!

まずは「育児休業」という名称。そもそも「休み」ではないのであります。会社側からすると仕事を離れるわけなので「休業」ですが、取得する本人にとっては「会社は休んで育児に関わる期間」なので、「育児休業」という名称を変えてみるといいのではないでしょうか。「育児離職」とか「子育て就業期間」とか、育児をするための期間ということを全面に出した名称であれば、その期間は育児に専念できるのではないでしょうか。

また、やはり自治体が育児休業中の男性の役割や、育児への関わり方、家事のやり方を、子供が生まれる前の夫婦もしくは男性に指南する場を増やすことが肝要だと考えます。現在も自治体主催の父親学級や沐浴教室など、父親になるための準備講座的なものはあると思いますが、ここはひとつ国が主導して父親養成のプログラムをワイフの出産前に強制的に受けさせるのはいかがでしょうか。もちろん参加するための休暇は有給休業などで敷居を下げる。出産後すぐにそれなりの育児スキルを身につけておくことは、各家庭にとって非常に有効であります。

そしてこれまた行政の仕事となりますが、男性の育児休業取得を義務化し、取得期間中の給与を100%保証すること。これなんかはフランスを参考にすると良いのであります。我がワイフの友人にフランス人と結婚してフランスで2児を育児中の女性がいるのでありますが、かのアムールの国フランスでは、男を父親にする国主導のプログラムが確立しているのであります。14日間の父親休暇、その間の助産師による育児指導、両親への面談など、子供が生まれてから家にいるこの14日間で男から父親になるスキルが身につくことになるのであります。

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そういったことで、とーさんが育児休暇を取らなかった理由とは、取らなくても育児や家事に取り組めたから、でありました!勤務先の事情で取れなかったという理由もありますが。。

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