男性の育児参加がなかなか進まない二つの理由

育児スキル

子育て、楽しんでますかー!5歳年長さんと2歳女男の双子の、3人育児中とーさんです。赤ちゃんが産まれて、ご主人があまり子育てに参加しない、とか、家事をしないという悩み?不満?をお持ちのお母さんも少なくないと思います。どうすればもっと育児に関わってくれるのか、悩ましいのであります。とーさんはイクメンとか育児参加とか、「育児は女性の担当」という前提の言い方は嫌いなのであります。が、今の日本では未だ育児は女性の担当という認識が強いのも事実故、あえて男性の育児「参加」と言わせてもらいます。

男性の育児参加が進まない二つの理由

父親の育児参加が進まない理由、一つには男性が父親になる準備ができていないこと、そして二つ目は父親が育児を俺マターと捉えていない、つまりは自分ごと、と思っていないこと、とーさんは考えるのであります。

「男性が父親になる準備ができていない」理由は、本人の意識の問題だけではなく、日本のシステムにあるのであります。現在は政府も企業も男性の育休取得率を上げるのに躍起になっています。そして数年前に比べれば格段に育休を取る男性は増えているのも事実です。それは大変素晴らしい事だと思いますし、国策の成果、企業努力の結果だと思います。しかし、男性が育児を取得できる社会になったからといって、育児に積極的な男性が増えるわけではないのであります。我が子が産まれてしばらく家にいるからといって父親としての育児のスキルが勝手に手に入るわけではないのであります。

image by photoAC

次に「父親が育児を自分ごとと捉えられない」理由です。こどもが産まれたらまず退院まではずっとお母さんがつきっきりで世話をします。それこそ授乳やおむつ替えなど、母親である事を認識させられる時間を約1週間、否応にも過ごすのであります。ここで母性を養い育児の準備ができます。

一方父親といえば、入院中の我がワイフとベイビーに会いに毎日かもしれないものの数時間を過ごして、ベロベロバーとかミルクあげたりとか、可愛い❤️とか俺に似てる、とか言うだけなのであります。そして退院後自宅に戻ってからは朝から晩まで仕事。育児?どうやるの?トレーニング受けてない!とか言って、自分ごとと思うことができずに、産まれたての我が子と触れ合う貴重な時間をみすみす手放し、結局はワイフ任せの子育てになってしまうのであります。

育児スキルを自分で磨く

とーさんは思うのであります。「父親になるための育児スキルは、ワイフの妊娠中から磨いておくべし。。!」日本に男を父親にするシステムが整っていないのは事実で、それを国が整備するのを待っていては子供が成人してしまうかもしれないので、そこは絞り出すのであります。絞り出せば結構出てくるのであります。自治体や通院中の産婦人科主催の母親学級や父親学級、沐浴教室など赤ちゃんが生まれる前から学ぶ機会はたくさんあるのであります。

image by photoAC

それこそ育児書の類は図書館にでも行けば無料で借り放題です。仕事で新しい事を始める時にはしっかり勉強するはずなのです、自営でもサラリーマンでも。何故「育児」に関しては勉強をしないのでしょうか。世のお父さんみんながみんな不勉強とは思いませんが、準備不足の新米パパは少なくないと思います。その辺とーさんは不思議なのです。

ワイフの立場になって考える

そして、「育児を自分ごと捉えられない」のは、ワイフの立場に立っていない、と同義なのであります。仮にお父さんが土日に子供をお風呂に入れて、離乳食を作り食べさせて、寝かしつけをするとします。奥様からは感謝されるでしょう。自身も「おれ、子育て実感中。。♡」と、充実し、やったったと思うでしょう。平日は仕事頑張って、土日は育児頑張ってる。それはとても、素晴らしい事です。しかしこれが、毎週土日に同じことを続けられるか、平日に、少しでも育児に関われるか、奥様に1日でも自由な時間を作ってあげられるか。奥様から、子供にご飯食べさせて、と言われた時に「俺は仕事してるのに!」と思わないか、と言うことなのです。たしかに仕事をして家に帰って育児や家事をする、のは大変です。が、一日中休む暇もなく子供と向き合い、しかも、子供の生死をも自分の手の中にあるプレッシャーの中、毎日子育てをしている奥様の立場になって考えると、決してそんなことを、言えないのであります。

以上の観点から男性の育児参加は遅々として進まないのであります。ではどうしたら男性が嬉々として育児に携わることができるのか、その辺をとーさんなりに深掘りしていきたいと思うのであります。

スポンサーリンク