夫をイクメンにするための科学的考察

夫イクメン化プロジェクト

夫が育児や家事に積極的に関わってくれたらワイフ側としては非常に助かると思うのです。夫をイクメンにするために科学的な視点から考察してみるのであります。

育児をすればするほど分泌する物質の正体

ワタクシとーさんは育休は取得していませんが、長男そして双子が誕生した際には家にいる間はずっとワイフと共に育児と家事を行ってきたのです。そう言うとおこがましいですが、長男の時ははじめての子育てということもあり、完全母乳ということもあり、産まれたのがとーさんが超多忙な年末ということもあり、結構ワイフがやってくれ、とーさんを休ませてくれました。しかし1ヶ月を過ぎた頃から、夜中たまにミルクをあげたり、寝かしつけをやったり、夜中に起きたら抱っこをしたり、メインは夜でしたが家にいる間は徐々に育児の割合を増やしていったのであります。そうこうしていると、子どもに対しては愛情はもともとあったと思いますが、自分が色々やってあげなければ!という思いがどんどん強くなっていくではありませんか!その理由が以下のようなことのようなのです。

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「オキシトシン」聞いた事ありますか?そう、女性が妊娠したり出産したらたくさん出る女性ホルモンです。別名「愛情ホルモン」とか「絆ホルモン」と呼ばれてcいるものです。このオキシトシン、女性の出産前からどんどん増えていて、オキシトシンが陣痛を引き起こし、出産後は子どもに母乳をあげるたびにオキシトシンが大量に出るのであります。このオキシトシンが男性でも子どもに関わる行為により少しずつ増えるという研究結果があるのです!スキンシップや、目をじっと見つめたりすることで母親にも赤ちゃんにもオキシトシンを分泌させるのですが、それは男性にも同じことが言えるのです。男性は、勝手にオキシトシンが出たりはしないですが、子育てをするとどんどん出てきて更により子育てに関わろうとするのです。男性もオキシトシンが出るとは、驚きですね!ワタクシとーさんもそーゆーことだったのであります。

男女の役割

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元々古来よりヒトは集団で子育てをする種なのだそうです。もちろん母親が中心ですが、祖母、 や姉妹と共に、集落の女性たちが協力して育てたそうです。自分の母親の話を聞いても確かに「姉に育てられた」とか「姪っ子の面倒を見た」とか言ってたので、昭和の戦後直後はそんな感じだったのでしょう。それ故、そもそも母親一人で子育てをするのは負担が大きいのです。そして父親だって子育てに参画する準備はできているものと思われます。そうは言ってもやはり黙っていても男性は育児を率先してはやらないので、妻側からけしかける必要があるのであります。

オキシトシンは女性にとっては出産や授乳に多大に関わるホルモンであり、それ故に子どもに愛情をもって育てることができるのですが、一方で攻撃性を増すホルモンでもあるのです。これは外敵から子どもを守るための古よりインプットされた遺伝子のなせる技かと思います。かたや男性は、と言うと、上記のように子どもと触れ合うことでオキシトシンが分泌されます。そしてこのオキシトシンは、愛情を深める作用の反作用として女性は攻撃性を高めましたが、男性の場合は見知らぬ異性に抵抗感を感じさせる反作用があると、とある実験で明らかになったそうです。つまりは夫をイクメンにする簡単な方法は、夫が子どもと触れ合う時間を多くするようワイフが働きかける、ということになります。子どもと触れ合いオキシトシンの分泌により一層子どもと触れ合いたがる、その上他の女性とお近づきになろうともしない、ワイフにとっては至せり尽くせりなのであります。

夫には子どもと触れ合う役割を

テストステロンという男性ホルモンはオキシトシンの分泌を阻害するらしく、そもそも男性はオキシトシンを出しにくい生き物なのです。それ故男性は育児が苦手で、性差による育児のスキルは本来違って当然、男の育児スキルは低くて当たり前なのであります。そこで、役割分担が有効なのだあります。夫には家事をこなしてもらい、そして赤ちゃんに触れ合う役割を積極的に担当してもらうのです。

  • お風呂にいれる
  • オムツを替える
  • ミルクをあげる

など、赤ちゃんと触れ合うことで男性にもオキシトシンが分泌されます。

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産後はワイフ側も大量にオキシトシンが出て攻撃的になっているはずなので、夫にはイライラすると思いますが、ホルモンのせいとわかっていればそこまで感情も昂らないかもしれません。「自分でやった方が早い!」と思わずに、夫にやらせてオキシトシンの分泌を促すのであります。

まとめ

まとめると、夫をイクメンにする近道を科学的に考察した結果、夫を赤ちゃんと触れ合わせて、オキシトシンを大量発生させて、さらに育児によりたくさん関わってもらう、のが正解のようなのであります。

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