男性の育児休業取得のススメ

男の育休

皆さん、育児楽しんでますか?現在育児中の方、これからお子様が産まれる方、それぞれだと思いますが、今ワイフが妊娠しているという男性の皆様に、是非育児休業を取得することをお勧めするのであります。何を今更とか、簡単に取れれば苦労しない、などと思われる人もいると思うのですが、我が国日本の2019年度の育休取得率はなんと7.48%(厚生労働省「雇用均等基本調査」より)!今、国内で男性の育児休業取得の運気が高まって最高潮ですが、その風潮ほどは実際は皆さん育休を取れていないのが事実なのであります。だって100人いたらたったの7人ですよ?政府は2020年の男性の育休取得率の目標数値が13%なので、途上もいいところであります。この目標自体も相当低いものと認識せざるを得ないですね。

確かに取得率は伸びてはいます。少子化による将来的な国力の衰退に危機感を抱いた政府の施策により、5年前の2014年と比較すると4.83ポイントも上昇しているのであります。しかしながら目指す目標を達成するには政策がちと国民目線とズレているのかな、と勘ぐったりしちゃうのであります。とは言え、誰にとってもどの家庭にとっても、男性の育児休業を取得した方が良いと思える3つの理由をお伝えするのであります!

①我が子との時間の創出

②夫婦関係の永続的な良好の維持

③母親とは違う存在で子供に良い影響

それぞれ掘り下げていくのであります。

①我が子との時間の創出

子供の成長はとても早く、赤ちゃんの時にもっと世話をしておけばよかった、スキンシップしたかった、などと後悔しても、もうその時の子供は戻ってこないのです。赤ちゃんのお世話をするにしろ一緒に遊んであげるにしろ、赤ちゃんと接する事は父親にとっては癒しであり、ストレス解消になり得る行為なのであります。そしてその行為は自分を単に生物学上の「父」から「父親」にアップデートしてくれます。男性が育休を取得して育児に積極的に参加する事で、自身の人間的な成長が促されるのであります!

②夫婦関係の永続的な良好の維持

命がけで出産した女性を労り寄り添い、少しでも育児や家事の負担を少なくすることができるのは、夫だけなのであります。男性のサポートが厚いほど女性は余裕を持ってリラックスして育児ができ、それが育児の質をあげることにつながるのです。男性が家事・育児へ関わる時間が長いほど、2人目以降の子どもが生まれやすいというデータもある故、男性の育児参加は夫婦仲を良好にしてくれる良薬なのです。そして。。

(出典)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長
    渥美由喜著「夫婦の愛情曲線の変遷」

これなんのグラフか分かりますか?「女性の愛情曲線」なのです。この曲線は、女性のライフステージ別に夫や子どもへの愛情の配分がどのように変わるかを調査したもの。結婚直後は夫への愛情が一番になりますが、出産とともに子どもへと愛情が移り、夫への愛情は急降下。その後子どもの成長に伴い夫への愛情が回復するグループと低迷するグループに二極化するのですが、その運命を決めるカギが「乳幼児期の夫の育児参加」であることがこの調査で分かっているのであります。そう、育休を取ってゆっくりじっくりたっぷり育児に関わると将来的な夫婦仲良好が保証(?)されるのであります。

③母親とは違う存在で子供に良い影響

父親の育児参加が子どもの成長に与える影響についてのデータの一つが、ここにあるのであります。3歳児の育ちを比較した調査です。

子どもの発達度と父子関係の関連についての分析の結果、子どもの発達を高めるのは、子どもに積極的に接し一緒に遊びを楽しむ父親の行動であることがわかったのであります。なかでも「遊び」という行為は、子どもの発達のすべての領域に影響が大きく、また「言語性」や「認知性」などの知的な発達の側面は「遊び」とともに日常的な場面での「世話」という父子の関わりが影響することも明らかとなったのです。父親でなければ子どもに好影響を与えることができない事案というものが確実に存在するので、男性が育休を取得して育児に関わることが子どもにとってもいいこと尽くめなのは明らかなのであります。

しかし、偉そうなことを言っているとーさんは育休を取っていないのであります。何故なら職場環境がそれを許さなかったのであります。ま、自分で決めたことなのですが。。男性の育児休業取得を阻む要因は思った以上にニッポン株式会社に蔓延っているのです!以上、とーさんが考える男性の育児休業取得のススメでした!

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